
結婚式場の口コミサイトを手掛けるウエディングパーク(東京・港)は29日、結婚式場向けに人工知能(AI)を使った人材育成支援サービスの提供を9月に始めると発表した。若手ウエディングプランナーの顧客との打ち合わせ内容を分析し、課題や改善点を指摘する。人手不足に悩む式場に売り込む。
新サービスは「おもレビAI」。結婚式場を運営する事業者はベテランのプランナーが挙式前の顧客と実施する打ち合わせを録音し、システムに読み込ませる。AIがやり取りを分析し、「披露宴会場の選択肢を説明」「予算の確認」といったシナリオにまとめる。
新人プランナーによる応対を録音して同じAIに取り込めば、ベテランによる接客との違いを分析できる。打ち合わせで漏れている項目があれば、「会場見学に関する具体的なアドバイスが提供されていない」などとAIが指摘。ベテランプランナーの言葉遣いを手本に接客で使うセリフも生成し、新人が参照できるようにする。
プランナーは挙式前のカップルと1回2〜3時間の打ち合わせを4回ほど実施するのが一般的だ。新人は職場内訓練(OJT)で先輩プランナーから接客を学ぶことが多いが、人手不足で十分な新人教育の時間を取れない結婚式場も多い。
同社が結婚式場向けに提供している業務効率化の支援システム「survox(サーヴォックス)」内の機能として提供する。サーヴォックスの導入企業は追加料金を払えば新機能を使える。
同社によるとサーヴォックスは全国の結婚式場事業者の約13%が導入している。アンケートを使った顧客満足度の分析や、AIによる打ち合わせの議事録作成などの機能がある。ウエディングパークは今後も業務負担増や若手育成といった結婚式場の課題をIT(情報技術)サービスで解決していく。
【関連記事】
- ・結婚式の費用の試算サービス、サイト運営会社が提供
- ・「おもてなし」AIが手助け 酒宴の幹事に笑顔指導

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。