内閣府が15日発表した2025年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%増、この成長ペースが1年続いた場合の年率換算で1.0%増だった。プラス成長は5四半期連続。トランプ米政権による高関税政策の発動後も自動車などは販売台数を維持し、輸出が伸びたほか、堅調な設備投資もGDPを押し上げた。
内需の柱である個人消費は前期比0.2%増。自動車や夏物衣料の販売が伸びたものの、値上げのあった飲料品など食品は低調だった。
輸出は2.0%増と2期ぶりのプラス。米政権は4月以降、自動車・同部品への追加関税や相互関税を発動したが、自動車メーカーが輸出価格を引き下げ、販売台数の落ち込みを回避したことがプラスに寄与した。電子部品・デバイスも伸びた。
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