JR東日本が導入を予定する空飛ぶクルマの模型(29日、東京都港区)

JR東日本は29日、「空飛ぶクルマ」を開発するスカイドライブ(愛知県豊田市)の機体を先行予約(プレオーダー)したと明らかにした。操縦士を含めて3人乗りのタイプだ。JR東は岩手県雫石町にリゾートホテルを開業予定で、2028年ごろから盛岡駅との送迎や観光ツアーでの利用を検討する。

先行予約したのは操縦士1人と乗客2人の計3人が乗る機種1機だ。スカイドライブによると、サイズは全長と全幅が約11メートルで、高さは3メートル。最高速度は時速100キロメートルで、航続距離は最大40キロメートルだ。価格は公表していない。

JR東は26年春に小岩井農場(岩手県雫石町)に新ホテル「AZUMA FARM KOIWAI(アズマファーム小岩井)」を開業予定だ。東北新幹線で盛岡駅に移動した利用者を同駅周辺から空飛ぶクルマで送迎する。

ツアーでの利用も検討し、沿線地域の新たな観光資源とする。28年ごろの使用開始を目指しており他地域での導入も視野に入れる。

JR東は29日から高輪ゲートウェイ駅(東京・港)そばに、予約した機体の5分の1の大きさの模型を展示している。喜勢陽一社長は「空飛ぶクルマの導入によって、鉄道からの2次交通という地方の課題を解決したい」と述べた。JR東は5月、スカイドライブに出資している。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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