成田空港内の貨物倉庫を走るANAの自動運転車両(19日、千葉県成田市)

全日本空輸(ANA)は19日、成田空港(千葉県成田市)内の貨物倉庫において、特定の条件下で運転手が不要となる「レベル4」の自動運転車両を導入したと発表した。人手不足が続くなか、貨物搬送にかかる業務を効率化し、高付加価値品の取り扱いに人手を集中させる。羽田空港への導入も含めて自動運転車両の導入を増やす。

19日からヤマハ発動機と自動運転スタートアップのティアフォー(名古屋市)の共同出資会社、eve autonomy(イヴ・オートノミー、静岡県磐田市)が開発した車両1台の運用を始めた。イブ社が開発した車両を含め、芙蓉総合リースが定額課金の形でANAに提供する。

成田空港にある2つの貨物倉庫間の往復約600メートルを、約10分で無人走行する。ANAのグループ会社が扱う国際宅配便による書類などについて、倉庫間の輸送に使う。無人化に伴い、人手換算で1日2時間程度の省人化につながる。

ANAは汎用的な貨物の搬送は自動運転に切り替え、半導体や医薬品といった付加価値の高い荷物の取り扱いに人員を割く。今後は同じ自動運転車両を羽田空港にも導入するほか、成田での追加配備を目指す。

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