右側が新形状のレールの模型。頭頂部を高くするなど工夫した

JR東海は19日、走行線路を切り替える地点に設置する特殊なレールについて、交換周期を伸ばした形状を開発したと発表した。車輪とレールが接触する面積を広くし、レールが受ける圧力を分散することで摩耗の進行が遅くなり長持ちする。亀裂発生を抑制する工夫もした。東海道新幹線の車両基地では交換周期が2倍以上に伸びると見込む。

車両基地での実証では年間で交換費用3300万円、作業員400人分の夜間作業を削減する効果が見られた。走行線路を切り替える設備は新幹線の車両基地に約300台、本線に約200台設置されている。2028年度以降に車両基地、29年度以降に東海道新幹線本線で本格的に導入する予定だ。在来線への設置も検討する。

進行方向を切り替える地点に設置する特殊なレールは「トングレール」と呼ばれる。同社によると、形状の改良のみでトングレールの交換周期を伸ばしたのは世界初。丹羽俊介社長は「約20年にわたって非常に根気よく開発してきた。画期的な成果だ」と話した。

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