
ルネサスエレクトロニクスは同社の演算用半導体がトヨタの多目的スポーツ車(SUV)「RAV4」に採用されたと発表した。先進運転支援システム(ADAS)向けに、フロントカメラやドライバー監視といった機能を担う。先端にあたる回路線幅7ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体技術を使う。
RAV4に搭載されたデンソーの制御ユニット内にルネサスの「R-Car V4H」が採用された。カメラ映像を人工知能(AI)が処理し、レーダーと組み合わせて周囲の車両や歩行者を検知できる。駐車時に前後左右のカメラ映像を取り込んで運転手を支援する。ルネサスが顧客名を公表するのはトヨタが初めて。
VH4はルネサスの車載向け高性能半導体のうち、最新の第4世代にあたる。ルネサスは後継の第5世代品も開発中で、27年後半に量産準備を整える。3ナノを採用し、電力効率は3割高い。ルネサスは30年までにADAS市場向け売上高を年率34%伸ばす計画を掲げる。
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