
北欧発の料理宅配「Wolt(ウォルト)」を手掛けるウォルトジャパン(東京・渋谷)は25日、日本から撤退すると発表した。3月4日までは通常通り使えるが、5日からサービスを停止する。物価高が逆風となるなか、ウーバーイーツや出前館などとの値下げ競争が加速し、事業環境が悪化していた。
ウォルトジャパン(東京・渋谷)は20年に広島で事業を始め、北海道や東北など3大都市圏以外で地盤を固めてきた。25年4月には札幌市内の宅配商品について、本格導入は業界で初とされる店頭価格と同額での提供を始めた。ナタリア・ヒザニシヴィリ代表は12月、日本経済新聞の取材に「店頭との同額サービスを(現状の)20都市からさらに増やしたい」と話していた。
ウォルトジャパンは順次、解散手続きに入る。同社は「ユーザー、加盟店、配達パートナーへの影響を最小限に抑えるべく、円滑な移行に向けて対応する」とのコメントを発表した。
22年にウォルトを買収した米ドアダッシュは同日、日本に加えてカタール、シンガポール、ウズベキスタンからも撤退すると発表した。
ドアダッシュはプレスリリースで「これらの決定は、各国固有の状況を数カ月にわたって精査した結果に基づく」と説明した上で、ドアダッシュインターナショナル責任者のミキ・クーシ氏の「最高の製品を提供し、長期的な成功を築くことができる地域に注力していく」というコメントを発表した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。