
近鉄グループホールディングス(GHD)は31日、台北観光をPRするラッピング列車の車内でマルシェを開催した。台湾の台北大衆捷運(台北メトロ)との友好協定締結1周年を記念したイベントで、9月1日からはラッピング電車を大阪上本町―五十鈴川(三重県伊勢市)間などで運行する。
大阪上本町駅(大阪市天王寺区)のホームに新たに運行するラッピング列車が停車し、車内でマルシェを開催した。近鉄百貨店がフランチャイズチェーン(FC)を手がける台湾発セレクトショップ「神農生活」や近鉄リテーリングなど6店舗が出店し、台湾の雑貨や菓子などを販売した。

記念セレモニーには近鉄GHDの若井敬社長や米田昭正副社長、台湾メトロの黄清信総経理らが出席した。両社は2024年8月30日に友好協定を締結し、ラッピング列車や駅構内のサイネージ広告を通じた観光客の相互誘致で協力してきた。
近鉄GHDの若井社長は「台北メトロの開発事業などでも、当社グループ事業を通じた参画を検討したい」と語った。近鉄GHDは16年に台北支社を設立し、あべのハルカスと台北のランドマークとして知られる超高層ビル「台北101」が友好協定を結ぶなど台湾事業を拡大してきた。
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