ロート製薬は31日、人工知能(AI)でロボットなどを動かす「フィジカルAI」の実証を始めたと発表した。主力工場である三重県の上野テクノセンターにヒト型ロボットを導入し、軽量物の搬送や安全巡回業務などを担わせる。生産性向上と省人化を進め、従業員がより付加価値の高い業務にシフトできる環境づくりを目指す。

同工場では、センサーなどから収集したデータを仮想空間で分析し、最適な動きを計算して現場に反映する「サイバーフィジカルシステム(CPS)」を実装している。実証では、CPSを活用して仮想空間でロボットの動きを最適化。その結果をAIに学習させて実機に反映し、状況に応じて最適な作業を自律的に選択できるようにする。

初期段階では、反復性が高く現場負荷の大きい業務から適用する。外部の技術企業や専門人材との連携も視野に開発を加速させ、将来的には、複数の作業を横断的に担えるロボットの実現を目指す。

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