写真はイメージ=ゲッティ

 不動産会社のオープンハウスは2027年春から、営業職の初任給を現在の36万円から業界トップ水準の40万円に引き上げる。同社が今年の新入社員180人に目標年収や使い道などを調査した。

 初任給の引き上げがオープンハウスへの入社にどの程度影響したか聞くと、「入社の決め手になった」という回答が64%に上った。人手確保に一定の効果があったようだ。「20代のうちに達成したい目標年収」を尋ねると、85・1%が「1000万円以上」と答えた。同社は「極めて高いハングリー精神を持っている」と新人を評価している。

 初任給はどのように使う予定なのか。複数回答で聞くと、トップは「親・家族へのプレゼント」(64・6%)、次いで「貯蔵」(48・6%)、「新NISA・株式投資」(36・5%)と堅実さがうかがえた。

 また、入社を機に引っ越したり、引っ越しを予定する人は92・3%。通勤時間を短縮する「タイパ(時間対効果)」を意識したのか、職場から30分以内の場所に引っ越した人が9割に上っている。

 高水準の初任給の懸念点について複数回答で尋ねると、「見合う成果をすぐに出せるか不安」(47%)が最も多かった。「特になし」も40・9%と多かった。

 自由回答では「収入に見合った能力を身につける努力をするように意識するため、成長したい人にはよい環境」「モチベーションの維持につながる」「金銭面の選択肢が増え、若いうちからいろいろなことに挑戦できる」といった前向きな意見が寄せられた。【嶋田夕子】

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