
ファミリーレストラン「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズ(東京・千代田)は1日、社名をデニーズジャパンに同日付で変更したと発表した。同社やイトーヨーカ堂などを束ねるヨーク・ホールディングス(HD)が1日付で米投資ファンドのベインキャピタルの傘下になったことを受けて、社名を刷新して新しいスタートを切る。
デニーズは米国発祥のファミレスでイトーヨーカ堂が1973年にデニーズジャパンを設立し日本での事業を開始した。2007年にセブン&アイ・ホールディングス(HD)がデニーズジャパンを含む外食事業再編の一環としてセブン&アイ・フードシステムズが発足した。デニーズジャパンは今回再びデニーズを社名に冠することで「これからも『デニーズ』を主力事業に据え、持続可能な経営を推進していく」とコメントした。
セブンはコンビニエンスストア専業化を進める一環で、スーパーや外食などの非中核事業を束ねる中間持ち株会社、ヨークHDを24年10月に設立。入札を経て3月に米投資ファンドのベインキャピタルと株式売却に向けた最終契約を締結。9月1日付でヨークHDはベインの傘下となった。

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