アルプスアルパインの「SPVQFシリーズ」

アルプスアルパインは自動車のパーキングブレーキ向けの新たなスイッチ部品の量産を始めた。従来の同じ用途の部品から横幅を半分に短くしたほか、ブレーキを操作する際に生じる音を小さくした。小型にしたことで、様々な設計のブレーキに対応できる。

新製品名は「SPVQFシリーズ」。従来の車のパーキングブレーキは、手で引いたり足で踏んだりして操作するものが中心だった。新型の自動車ではハンドルの周辺でボタン操作するブレーキなどもあり、設計が多様化している。電気自動車(EV)を中心に車を操作する時の音を小さくしたい需要に応える。

国内の生産拠点で製造し、8月から販売を始めた。価格は非開示。2027年度中に月あたり100万個以上の出荷を目指す。

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