2カ月連続のマイナスだったトヨタ自動車

自動車販売の業界団体が1日発表した8月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比8%減の30万1221台だった。2カ月連続のマイナスだった。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダなど主要メーカーが2ケタ減と大幅に落ち込んだ。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。登録車(排気量660cc超)が11%減の18万6594台、軽自動車は4%減の11万4627台だった。それぞれ2カ月連続のマイナスだった。

トヨタは13%減の9万76台で2カ月連続でマイナスになった。車両のグレードや動力源の追加などはあったが全面刷新が乏しく、販売の競争力が弱まっていた可能性がある。

日産は22%減の2万5352台で11カ月連続で減った。減少率は乗用車メーカーで最大だった。国内では22年を最後に主要な新型車がなく不振が続いている。追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産している「ノート」など、主力車も低調に推移する。

ホンダは10%減の4万1222台、三菱自動車は11%減の8095台だった。一方で、スズキは0.7%増の4万9148台、スバルは0.6%増の7792台と伸びた。

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