
車両マッチングなどを手掛ける新興企業のDXTRL(デクストラル、東京・渋谷)は13日から秋田県仙北市の田沢湖地域で電動モビリティー利用の実証実験を始める。自転車型の車両を活用し、レジャーを中心とした需要を開拓する。
サービス名は「akimo(アキモ)」。車両25台とウェブ予約システムを提供する。料金は1時間あたり1100円。
車両は「特定小型原動機付自転車」に分類され、運転免許は不要だ。自転車型はキックボード型に比べタイヤが大きく走行中の重心も低くなるため段差などに強いという。
田沢湖地域は秋田新幹線の停車駅があり、インバウンド(訪日客)も見込みやすいことから事業地に選んだ。日本語と英語に対応する専用サイトから予約できる。降雪状況も見ながら11月末までの実証実験を予定している。
同社初の実証事業は経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」に採択された。同社はホンダの子会社から6月に独立した。自動車の取り扱いも加えて地域交通課題の解決モデルを確立し、各地で事業を展開したいとしている。

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