
日立製作所の家電子会社、日立グローバルライフソリューションズ(GLS)は3日、コメの甘みを引き出す独自の炊飯技術を採用した炊飯器の最上位モデルを10月上旬に発売すると発表した。炊飯時の最高気圧を従来品に比べて高め、コメの粒立ちはそのままに、内部をよりやわらかく炊き上げる。
「IHジャー炊飯器『ふっくら御膳』RZ-W100JM」を発売する。従来1.3気圧だった炊飯時の最高気圧を1.5気圧まで高めた。価格はオープンだが10万9000円前後を想定する。1カ月あたり1000台の販売を見込む。
日本電機工業会(JEMA)によると、7月の国内炊飯器の出荷額は前年同月比13.9%増の70億円だった。政府備蓄米の放出を受け、高価格帯の炊飯器の引き合いが強まっているとみられる。

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