4日の東京株式市場でニデック株が一時、制限値幅の下限(ストップ安水準)となる前日比700円(22%)安の2420円まで下落した。午前10時現在、2600円(17%安)近辺で推移している。

前日の取引終了後、ニデック本体およびグループ会社において不適切な会計処理の可能性のある事案が見つかったと発表し、企業統治(ガバナンス)の不備や業績への影響を懸念する投資家の売りが広がった。

中国子会社での不適切会計の疑いが発端となり、ニデック本体およびそのグループ会社においても、不適切な会計処理の疑いが浮上した。経営陣が関与または認識した上で、不適切な処理に関わったと解釈しうる資料を発見したとしている。外部の弁護士らからなる第三者委員会を設置し、事実関係を詳しく調査する。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネージャーは「(不適切な会計処理の可能性がある事案に)関与した人間がどのレベルなのか真相がまだわからず様子見だ」と話した。

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