
川崎重工業は、貯蔵容量5万立方メートルの地上式平底円筒形液化水素貯蔵タンクを播磨工場(兵庫県播磨町)で製作を始めたと発表した。高圧ガス保安法の特定設備検査申請の設計審査に合格したため。同社によると同形タンクでは世界初の商用規模で、従来の真空断熱構造の地上式球形タンクより多くの液化水素を貯蔵できるという。
製作に着手したタンクは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「液化水素サプライチェーンの商用化実証」で川崎市に建設する国内基地に設置予定だ。川重の球形液化水素貯蔵タンクの設計・製造や運用・保守、平底円筒形液化天然ガス(LNG)貯蔵タンクの製造ノウハウを生かすという。
水素では脱炭素に向けたエネルギー源との期待がある半面、マイナス253度の極低温での貯蔵設備の技術確立やインフラ整備、商用化に向けた貯蔵設備の大型化が課題だ。
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