
日本マクドナルドホールディングス(HD)が4日発表した8月の既存店売上高は前年同月比5.3%増と8カ月連続で前年実績を上回った。人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」をテーマにしたハッピーセットは転売目的の大量購入が問題となったが、売上高を押し上げる結果となった。「チキンマックナゲット」の値引き販促やハワイをテーマにした期間限定のハンバーガー商品も好調だった。
既存店客数は前年同月比3.4%増、客単価は1.9%増だった。全店売上高は6.7%増となった。8月8日に販売したポケモンのハッピーセットでは転売目的の消費者による大量購入が問題となった。9〜11日の3日間は「ピカチュウ」や「ヒトカゲ」などの玩具に加え、ポケモンカードもつく内容だったため、転売目的の消費者が殺到。初日の9日に多くの店舗でポケモンカードの配布が終了する事態になった。
一連の転売問題を受けてマクドナルドは8月29日から実施予定だった人気漫画「ワンピース」のカードがおまけとしてつくハッピーセットの販売を見送った。
【関連記事】
- ・ハッピーセットのポケモンカード、一部トレカ専門店「買い取りません」
- ・マクドナルドの株価軟調 「ハッピーセット問題」消費者庁が改善要望
- ・マクドナルド、「シナモロール」ハッピーセット発売延期 転売対策で
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。