
石破茂首相が7日に退陣表明したことを受け、翌8日の東京株式市場は大幅続伸しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「首相交代で株高の背景」を解説します。
Q 石破首相が退陣表明して株価が動いたの?
A 退陣表明から一夜明けた8日、東京株式市場は大幅に上昇し、日経平均株価は625円以上上がりました。東証株価指数(TOPIX)も史上最高値を更新しました。
Q どうして株価が上がったのかな。
A 石破氏は「財政規律派」とみられていて、辞任によって財政拡張的な政策への期待が高まったことが要因とみられています。円安も追い風となり、輸出関連株が買われました。
Q 為替や債券市場はどうだったの?
A 8日朝の外国為替市場では円売り・ドル買いが進み、1ドル=148円台半ばまで円が下落しました。債券市場では長期金利が一時上昇しました。
Q 日銀の利上げはどうなるの?
A 石破氏の退陣表明前は日銀が早く利上げするという見方がありましたが、次の政権が決まるまでは利上げが難しいという声が出ています。
Q 「ポスト石破」と呼ばれる人はどんな政策を考えているの?
A 高市早苗氏は過去に日銀の利上げを批判したことがあり、次の首相によっては財政拡張政策が進む可能性もあります。
Q 今後の株式市場はどうなりそう?
A 政治の停滞感打破や政策論争への期待から株高が続く可能性はあるが、与党の支持率は低下しており、期待が長続きするかは不透明だと専門家は見ています。
Q 専門家はどんなことに注目しているの?
A 候補予定者がどんな政策を掲げるか、また討論会での発言の変化にも注意が必要だと指摘しています。
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