10日のニューヨーク株式市場では、11日にアメリカの消費者物価指数が発表されるのを前に、トランプ政権による関税措置でインフレが再加速することへの警戒感から、いったん利益を確定しようという売り注文が出て、ダウ平均株価は前日と比べて220ドル42セント安い、4万5490ドル92セントとなりました。

一方、多くの機関投資家が運用の指標としているS&P500の株価指数は上昇して最高値を更新しました。

ソフトウエア大手の「オラクル」がクラウド事業について今後も好調な業績を維持できるという見通しを示したことで、AI需要が堅調だという見方から買い注文が集まって、前日と比べておよそ36%の大幅な上昇となり指数全体を押し上げました。

また、ハイテク関連の銘柄が多いナスダックの株価指数も最高値を更新しました。

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