日本生命保険は12日、三菱UFJ銀行への出向者が同行の内部情報を無断で持ち出した問題などについて、説明会を開くと発表した。午後3時30分から赤堀直樹副社長が出席し、社内調査の結果を説明する。調査で内部情報の持ち出しが複数の金融機関で発生し、数百件に拡大している点を公表するとみられる。
日本生命では7月、三菱UFJ銀への出向者が内部情報を無断で持ち出して法人部門が漏洩した情報を営業目的で利用していたことが判明した。日本生命は直後に社内調査を始めた。金融庁は同事案を受けて同月に日本生命に報告徴求命令を出し、事案の説明や類似案件の調査、再発防止策の作成を求めていた。
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