
入退室管理システムのPhotosynth(フォトシンス)は12日、無人店舗運営システムを手掛けるfixU(フィックスユー、神戸市)を買収すると発表した。取得額は約2億8000万円。自社の入退室管理システムを予約や決済機能などを持つフィックスユーのシステムと組み合わせ、無人運営のコワーキングスペースなどへの導入拡大を目指す。
フィックスユーは2021年設立で、24年12月期の売上高は7537万円、最終損益は1245万円の赤字だった。創業者やベンチャーキャピタル(VC)のANOBAKA、ココナラスキルパートナーズなどからフォトシンスが全株を取得する。
フォトシンスはスマートフォンやICカードで鍵を開ける「スマートロック」の入退室管理システム「Akerun(アケルン)」が主力。オフィスや店に手軽に設置でき、セキュリティーの向上や省人化・無人化の流れから導入が進んでいる。
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