メタジェンセラピューティクスが開発する治験薬のイメージ

国内のスタートアップが9月8〜12日に発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。

メタジェンセラピューティクス 23億2000万円

腸内細菌関連スタートアップのメタジェンセラピューティクス(山形県鶴岡市)は、ベンチャーキャピタル(VC)のファストトラックイニシアティブなどを引受先とする第三者割当増資で23億2000万円を調達しました。調達資金は2026年4〜6月に日本と米国で始める潰瘍性大腸炎の治験の実施費用などに充てます。

  • メタジェンセラ、23.2億円調達 26年に日米で潰瘍性大腸炎の治験

TimeTree 22億円

カレンダーアプリを運営するTimeTree(タイムツリー、東京・新宿)は、韓国の通信大手SKテレコムから22億円の出資を受けると発表しました。調達資金は人工知能(AI)を活用した機能開発や海外展開の加速に充てます。

  • 韓国SKテレコム、TimeTreeに22億円出資 AIでカレンダー利便性向上

ROMS 13億円

物流・製造現場向け自動化システムを手がけるROMS(ロムス、東京・品川)は、モノフルベンチャーパートナーズなどのVCからの出資や金融機関からの借り入れにより約13億円を調達したと発表しました。調達資金やマーケティングや人材採用、次世代モデルの開発に投じます。

設備保全総合研究所 8000万円

工場向け管理サービスを手がける設備保全総合研究所(EML、東京・目黒)は、VCのDNXベンチャーズなどを引受先として約8000万円を調達したと発表しました。調達資金は生成AIを用いた新機能の開発費に充てます。

  • 設備保全総合研究所、8000万円を調達 新機能を開発

straya 8400万円

警備業界向けの業務支援サービス「KUMOCAN(クモカン)」を手掛けるstraya(ストラーヤ、東京・新宿)は、DNXベンチャーズなどを引受先とする第三者割当増資で8400万円を調達しました。調達資金はプロダクト開発の強化などに充て、2025年中に対応する警備業務に施設警備を加えます。

  • 警備業向けソフトのstraya、施設警備にも年内対応 8400万円調達

VUILD 2億3000万円

建築スタートアップのVUILD(ヴィルド、川崎市)はVCのリバネスキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資で約2億3000万円を調達したと発表しました。調達資金を活用し、建築・内装デザインを手掛ける法人向けの製作・施工事業の加速に向けて営業体制の構築や設備投資による生産力の拡大を進めます。

  • 建設DX、街歩きイベントや小売り混雑可視化に活用

イチロウ 11億3000万円

介護士派遣サービスを保険外で提供するイチロウ(東京・渋谷)は、VCのファストトラックイニシアティブなどを引受先とする第三者割当増資と借り入れで約11億3000万円を調達したと発表しました。調達資金は介護業務支援システムの開発強化や専門人材の採用などに充てます。

  • 最短即日の訪問介護、大阪・福岡に展開 イチロウ

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。