
キヤノンマーケティングジャパンは16日、三菱UFJ銀行向けにマイナンバーカードなどのICチップ情報を読み取って本人確認をするサービスを始めたと発表した。専用のカードリーダーを活用する。他人になりすまして銀行口座を開設するといった犯罪を防ぐ。
三菱UFJ銀行の全国の店舗で同日から運用を始めた。マイナンバーカードや運転免許証、在留カードなどのICチップをキヤノン電子製のカードリーダーで読み取る。読み取った情報を店頭で業務システムに連携させる。
従来は窓口の担当者が顧客の容貌を目視で確認したり、本人確認書類を確認したりしていた。窓口業務を減らしつつ、本人確認の精度を高める。
キヤノンMJは金融機関向けの本人確認支援サービスを2024年から提供している。みずほ銀行なども導入している。27年までに銀行や信用金庫、生命保険など30社に提供することを目指す。

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