ぐんぎん経営塾同窓会が初の総会の前に開いたワークショップでは人材戦略、デジタルトランスフォーメーション(DX)、生成AI(人工知能)などテーマごとにグループで議論し、情報共有した(8月28日、群馬県高崎市)

群馬銀行が若手経営者や後継者育成を目的に2013年から開催している「ぐんぎん経営塾」の同窓会を組織化した。初の総会を開いて修了生の交流を促す活動方針を確認。受講中に必要な知識習得の場としてもらうだけでなく、修了後も異業種交流や協業の場として活用し、取引先の革新や成長の機会を後押ししたい考えだ。

ぐんぎん経営塾同窓会が8月28日に群馬県高崎市内のホテルで開いた第1回総会には修了生ら約90人が参加。役員や通常総会についての会則や慶弔規定などを定めた。1期生で同窓会会長を務める石川建設(同県太田市)の石川雅之社長は「異業種での交流は刺激が多い。オープンイノベーションの場になれば」と話した。

総会後の交流会で群馬銀の深井彰彦頭取は「皆さんは地域の未来を創るリーダー。一緒に地域に貢献したい」と期待感を示した。ぐんぎん経営塾は年間を通じて講義や交流会などを催している。新型コロナウイルス禍で2年中止したが、これまでに10期251人が修了した。25年度は11期生25人が学んでいる。

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