リコーは16日、米起業支援大手のプラグ・アンド・プレイとパートナーシップ契約を結んだと発表した。米社が支援する有力スタートアップの中から、人工知能(AI)分野などで協業先を探る。他社との連携で最先端技術を取り入れ、競争力を高める。

プラグ・アンド・プレイは米カリフォルニア州に本社を置くアクセラレーター(起業家育成組織)で、スタートアップと大手企業をつなぐサービスなどを手がける。リコーは協業で得られる有力スタートアップとの接点を生かし、提携先を探したり技術検証を行ったりする。

リコーはオープンイノベーションに力を入れる。4月には有力企業が集まる米シリコンバレーに、他社との協業を探る新拠点を設立した。

リコーはオフィスのペーパーレス化で印刷需要が頭打ちになるなか、事務機の「モノ売り」からオフィス業務のデジタル化支援に収益の柱を移している。技術革新が激しいAIなどの分野で他社の知見を取り入れ、新サービスの創出や開発期間の短縮などにつなげる。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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