日産自動車は17日、同社のファン向けイベント「ニスモフェスティバル」の2025年度分の開催を中止すると発表した。同イベントは1997年から毎年開催されてきたが、子会社におけるスポーツカーの開発とイベント運営の両立が難しいため中止を決めた。日産の業績不振とは関係ないという。26年度以降の開催方針などは今後検討する。

ニスモフェスは日産と、スポーツ車ブランド「NISMO(ニスモ)」などを手掛ける子会社の日産モータースポーツ&カスタマイズ(神奈川県茅ケ崎市)が開催してきた。日産のモータースポーツ活動のファンなどに感謝を伝えるイベントとして位置づけられている。

25回目の開催にあたる昨年度は24年12月に富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開かれ、レーシングカーの展示やドライバーによるトークショーなどを実施。約2万8500人が来場した。

26年度以降の実施について、日産は「本イベントのコンテンツや運営の在り方を検証し、ファンが楽しめるイベントを再び開催することを目指す」としている。

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