
柳条湖事件は、94年前の1931年9月18日、中国 東北部の遼寧省瀋陽で、旧日本軍が南満州鉄道の線路を爆破した事件で、旧日本軍は、これを中国側によるものだとして出兵し、満州事変につながりました。
中国では「国の恥を忘れてはならない日」とされ、18日は瀋陽で式典が行われることになっています。
中国政府は、ことしを「抗日戦争勝利80年」と位置づけて、軍事パレードをはじめ、大々的なキャンペーンを展開していて、17日は、習近平国家主席が出席して、一連の活動を総括する会議が開かれ、今後の行事も着実に実施し、宣伝教育を強化することなどを確認しています。
また、18日は中国全土で、旧日本軍で細菌戦などの研究を行っていたとされる「731部隊」を題材にした映画の公開も予定されています。
中国では毎年9月18日は、反日感情が高まりやすい日とされていて、関連は分かっていないものの、1年前には、中国 南部の※深センで、日本人学校に通う男子児童が刃物で襲われ、その後、死亡する事件も起きました。
北京の日本大使館は、外出の際には大きな声での日本語の会話を控えることなど、注意を呼びかけています。
※「深セン」の「セン」は、土ヘンに「川」
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