中国外務省は、ことし7月、中国を訪れていたアメリカの大手金融機関「ウェルズ・ファーゴ」の女性幹部について捜査中の刑事事件に関わったとして、出国を制限されていると明らかにしました。

この幹部について、アメリカの複数のメディアは17日、事情に詳しい関係者の話として、両政府の協議のあとアメリカへの帰国が許されたと相次いで伝えました。

アメリカ国務省の報道担当者はNHKに対し、事実関係の確認は避けながらも「アメリカ国民の安全よりも優先されるべきものはない」とコメントしました。

アメリカと中国の間では、今月に入って貿易や外交などをめぐって高官どうしの対話が活発化し、9月19日にはトランプ大統領と習近平国家主席が電話で会談する見通しとなっています。

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