この展示会は、ウクライナ政府などが国内の防衛産業に民間からの投資を呼び込む目的で、今月16日から2日間、ウクライナ西部のリビウで開きました。
ウクライナでは、ロシアとの戦闘が長期化する中、防衛産業が発展を続けていて、会場には無人機やミサイルを製造する企業やAI技術を開発する企業などおよそ230社が出展し、欧米を含む50か国以上から5000人を超える投資家や軍の関係者などが訪れました。
展示会の開幕にあわせてあいさつしたフェドロフ第1副首相兼デジタル転換相は「私たちの国では戦争が起きていて、企業は、製品を試すことで劇的に利益率を向上させている。あなたがたはわれわれのミサイルや地上の防衛装備品などに衝撃を受けるだろう」と述べ、最新の兵器などの開発や製造への投資を呼びかけました。
AIを搭載した偵察用の無人機を製造する企業のブースでは、担当者が、電波妨害を受けても飛行を続けた上で標的を撮影できると説明し、訪れた人たちが詳しい性能などを尋ねていました。
アメリカから訪れた投資家は「ウクライナの製品はコストが低く、イノベーションのサイクルがはやい。現代の戦場で勝つためには必要なことだ。ウクライナは、現在イノベーションにおいて世界をリードしている」と驚いた様子で話していました。
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