オクトーバーフェストは1810年、当時のバイエルン王国の王子の結婚式にあわせて開かれたのが始まりとされ、例年、2週間余りの期間中に国内外からおよそ600万人が訪れます。
190回目となることしの祭りは20日に始まり、カウントダウンに合わせて地元ミュンヘンの市長が特別に醸造されたビールのたるに蛇口を打ちつけ、開幕を高らかに宣言しました。
広さ34ヘクタール余り、東京ドームおよそ7個分の会場のあちこちにプレハブのビアホールが設けられ、伝統衣装を着た地元の人たちや海外からの観光客などがジョッキを高々と掲げて乾杯し、地元の6つのメーカーが提供するビールの味を楽しんでいました。
訪れた女性の1人は「みな上機嫌です。楽しい時間を過ごし、ビールを飲むためにここに来ました」と話していました。
主催者によりますと、販売されるビールは物価や人件費の上昇のため年々、値上がりしていて、ことしは1リットルあたり15ユーロ前後、日本円で2600円前後となっています。
ミュンヘンのオクトーバーフェストは10月5日まで開かれています。
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