ロシアの有力紙「コメルサント」は20日、ロシア中部サマラ州にある石油関連施設が前日の夜からウクライナの無人機の攻撃を受け、4人が死亡し、1人がけがをしたと伝えました。

これについて、ウクライナ軍の参謀本部は20日、サマラ州と南部サラトフ州の製油所を攻撃したと発表し、いずれも爆発と火災を確認したとしています。

ウクライナ軍の参謀本部は「侵略国の軍事的、経済的な能力を低下させるための措置を体系的に行っている」として、ロシア軍の補給を阻止することが攻撃の目標だと強調しています。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、ロシアが東部のドニプロや南部のミコライウなどに対し、40発のミサイルやおよそ580機の無人機を使った攻撃を行い、これまでに3人が死亡し、数十人がけがをしたとSNSで明らかにしました。

ウクライナ情勢をめぐっては、和平や停戦に向けた具体的な動きが見られない中、ロシアが攻撃を続けているのに対し、ウクライナも石油関連施設を中心に反撃を強めています。

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