エストニア政府はロシア軍のミグ31戦闘機3機が9月19日、バルト海の上空で12分間にわたって領空を侵犯し、NATO=北大西洋条約機構の戦闘機が対応したとしています。

これについてエストニア外務省は21日、国連の安全保障理事会の緊急会合がエストニアの要請を受けて22日に開催されることになったと発表しました。

ツァフクナ外相は「ロシアはエストニアの領土保全を侵害した。ロシアの行動は、安全保障理事会の常任理事国としての責任と矛盾する」とコメントしています。

またアメリカのNATO代表部は20日、SNSで「ロシアによるエストニアの領空侵犯を強く非難する。断固としてNATOの領土を守っていく」と投稿し、エストニアへの連帯を表明しています。

一方、ロシア国防省は、エストニアへの領空侵犯を否定しています。

今月10日にかけては、ロシア軍の無人機19機がポーランドの領空を侵犯したばかりで、ポーランドの要請を受けて12日に開かれた国連の安全保障理事会では、各国からロシアに対する非難が相次ぎました。

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