韓国の尹錫悦前大統領の妻が、初公判で起訴内容を全て否認しました。

金建希被告は午後2時過ぎ、上下スーツに白いシャツ、めがねと大きめのマスク姿で法廷に出廷しました。

公の場に姿を見せるのは、8月12日の逮捕以来、約1カ月半ぶりです。

大統領経験者の妻が刑事裁判にかけられるのは韓国で初めてで、裁判官から職業を問われた金被告は「無職です」と答えました。

金被告は、旧統一教会側から海外事業への政府支援を求められ、日本円で900万円相当の高級ブランド品を受け取ったとするあっせん収賄など、3つの罪で起訴されています。

しかし弁護側は「請託を聞き入れたこともブランド品を受け取った事実もない」などと主張し、起訴内容を全面的に否認しました。

裁判では10月、27人の証人への尋問が行われる予定で、年内に全ての証拠調べが終わる見通しです。

一方、旧統一教会をめぐっては、23日に逮捕された韓鶴子総裁が、24日午後から特別検察で取り調べを受けています。

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