パレスチナ自治区ガザに支援物資を運ぶため、地中海を航行中の「グローバル・スムード船団」は24日、ドローン(無人機)による攻撃を受けたと発表した。ロイター通信などによると、約50隻にスウェーデンの活動家グレタ・トゥンベリさんら500人以上が分乗していた。イタリア国防省は、救助のためフリゲート艦を派遣した。
- グレタさんが語ったこと ガザをめざした10日間、たどり着けずとも
船団の発表によると、23日にイタリアを出発。ギリシャ沖を航行中の23日深夜~24日未明、少なくとも13回の爆発音があり、10隻以上が攻撃を受けた。15機以上の無人機が船団の周辺を飛んでいることを確認し、通信妨害も受けた。死者は報告されていないという。
ガザへの攻撃を続けているイスラエル外務省は23日、SNSで船団を「(イスラム組織)ハマスの船団」と呼び、イスラエル側での援助物資の荷下ろしを拒否した場合、「戦闘区域への進入を阻止するため必要な措置を講じる」と投稿していた。
イタリアのクロセット国防相は24日、声明で「身元不明者による無人機攻撃」を非難。「たとえデモや抗議活動であっても、暴力に訴えることなく行われる限り、保護されなければならない」として、救助のためフリゲート艦を派遣したと発表した。この決定はイスラエル側にも通知したという。
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