アメリカのルビオ国務長官は、国連総会に出席するためニューヨークを訪れているロシアのラブロフ外相と24日会談し、ウクライナ情勢などについて協議しました。

アメリカ国務省によりますとルビオ長官は、ウクライナでの戦闘の停止や持続的な解決に向けてロシアが具体的な措置をとる必要性を強調したということです。

一方、ロシア外務省によりますとラブロフ外相は、ウクライナ紛争の根本原因を取り除くために、アメリカ側と調整することを含め、アメリカのアラスカ州で8月に行われた米ロ首脳会談で合意した路線を堅持する用意があると強調しました。

また、ウクライナとヨーロッパの一部の国が紛争を長引かせようとしていると主張しました。

首脳会談のあと、ロシアはウクライナに対して無人機などで攻撃を強めているのに加え、ヨーロッパでロシアの戦闘機や無人機による領空侵犯も相次いでいます。

会談を通じてルビオ長官は、ロシア側に停戦に向けた圧力をかけるねらいがあったとみられますが、ロシア側は従来の主張を繰り返したものとみられます。

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