TICADは3年に1度、日本政府が主導してアフリカ各国と開く国際会議で、日本は2022年にチュニジアで開かれた前回の会議で、3年間で官民合わせて総額300億ドル規模の資金の投入を行い、日本とアフリカ各国との関係の躍進につなげていくことを表明していました。
その結果、去年までの3年間でスタートアップ企業支援のファンドの設立や教育や農業にかかわる人材育成などに取り組み、民間企業による直接投資がおよそ260億ドル、ODA=政府開発援助など公的資金が100億ドル余りとなり、官民でおよそ367億ドルに上ったことが事務局のまとめで分かりました。
日本としてはTICADを民間企業によるアフリカへの投資を促す契機にしたい考えで、厳しい財政状況を踏まえ日本の公的資金の投入が減少傾向となる中、今後信頼されるパートナーとしてどのようにしてアフリカでの存在感を高めていくのかが課題となっています。
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