ウクライナ空軍の発表によりますと、28日朝にかけてロシア軍が行ったウクライナへの攻撃は主に首都キーウ方面を狙ったもので、48発のミサイルとおよそ600の無人機が使われたということです。

クリメンコ内相によりますと、キーウでは12歳の少女を含む4人が死亡し、ウクライナ全土で70人以上がけがをしたということです。

また、キーウのクリチコ市長は市内で住宅や医療施設などおよそ20か所が被害を受けたとしています。

キーウ市内の集合住宅では、建物の一部が焼け焦げ、煙が上がっていたほか、多くの窓ガラスが吹き飛び、あたりにはがれきやガラスの破片が散乱していました。

現場では消防隊員が活動していたほか、住民やボランティアの人たちががれきの撤去作業などを行っていました。

近くに住んでいるという女性は「けさ、とても大きな爆発音が聞こえて目が覚めました。とても怖かったです」と話していました。

ゼレンスキー大統領は「この卑劣な攻撃はロシアの真の立場を示すものだ」と厳しく非難し、ロシアへの圧力を強めるよう改めて各国に訴えました。

ロシア国防省「無人機など使って大規模攻撃行った」

ウクライナで、28日朝にかけてロシア軍による激しい攻撃があり、各地で被害が出ていることに関連し、ロシア国防省は28日、SNSで「ロシア軍はウクライナの軍産複合体の関連施設のほか、軍用飛行場のインフラに対して無人機などを使って大規模な攻撃を行った」と発表し、攻撃目標はすべて破壊されたと主張しました。

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