ウクライナヘの軍事侵攻を続けるロシアは、2022年の9月30日、ウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南部のザポリージャ州とヘルソン州の合わせて4つの州の一方的な併合を宣言しました。

プーチン大統領は、今月30日に公開された動画メッセージで「兵士と指揮官たちが攻撃に立ち上がり、国全体が正義の戦いを遂行している」と述べました。

そして「戦いに勝利している」として、戦闘を優位に進めているとの認識を示し、4つの州の掌握を目指す姿勢を改めて強調しました。

これに対して、ウクライナは、現在の前線でいったん戦闘を停止したうえで、将来的には4つの州の占領された領土などを奪還したい考えです。

また、アメリカのトランプ大統領は、今月23日、SNSを通じてウクライナはヨーロッパの支援があれば、ロシアに占領された領土を奪還できるという見方を示しています。

さらに、バンス副大統領はロシア領内への長距離攻撃が可能な巡航ミサイル「トマホーク」をウクライナに供与することを検討していると明らかにしていて、和平や停戦の協議に応じないロシアへ圧力を強めるねらいもあるとみられます。

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