アメリカの電気自動車大手テスラは9月までの3カ月の販売台数が2024年の同じ時期と比べ7%増えたと発表しました。

プラスに転じるのは3四半期ぶりで、電気自動車向けの税制優遇が廃止されるのを前にした駆け込み購入で押し上げられたとみられます。

テスラが10月2日に発表した2025年7月から9月までの自動車の販売台数は、2024年の同じ時期と比べ7.4%増えておよそ49万7000台で市場予測を上回りました。

トランプ政権は9月末に電気自動車を購入した際の税制優遇を廃止していて、その前の駆け込み購入により販売が押し上げられたとみられます。

ただ、10月に入ってから自動車の実質販売価格やリース料金が引き上げられていることから、ブルームバーグ通信は「今後、先行需要の反動で販売が減速する可能性がある」と報じています。

テスラの販売台数は、イーロン・マスクCEOの政治的な言動による不買運動の影響などでこれまで2四半期連続で減少していて、プラスに転じるのは3四半期ぶりです。

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