イスラエルのサール外相=ロイター

【エルサレム=共同】イスラエルのサール外相は18日、オーストラリアのパレスチナ代表部外交官らのビザの取り消しを決めたと発表した。オーストラリアがパレスチナを国家承認する方針を示したことなどへの対抗措置としている。

オーストラリアのアルバニージー首相は11日、国家承認の方針を発表した。サール氏は、イスラエルの国会議員がオーストラリアの入国ビザを取り消されたことも決定の理由とした。

オーストラリアのパレスチナ代表部は自治区ラマラにあるが、イスラエルメディアによると外交官らはイスラエルに居住。自治区ガザで飢餓が広がる中、フランスや英国、カナダも相次いで国家承認の方針を示した。

サール氏は、オーストラリア政府からのイスラエル入国申請を厳しく審査するよう指示したとも表明。「反ユダヤ主義を助長している」と主張した。

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