5日に視察した新型多目的駆逐艦の中で開かれた海軍将校らとの宴会に出席した金正恩総書記(中央)=朝鮮通信

【ソウル=小林恵理香】北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が5日、平壌で開催中の最新兵器の展示会「国防発展2025」で展示された5千トン級の新型多目的駆逐艦を視察したと報じた。金正恩氏は改めて海軍の強化に意欲を示した。

金正恩氏は視察後「敵の挑発を徹底的に抑止できるよう、我が海軍の強大な力を行使しなければならない」と述べた。党中央軍事委員会が主催した海軍将校のための駆逐艦内での宴会にも参加したとされる。

北朝鮮は25年に入りすでに5千トン級の新型多目的駆逐艦2隻を完成させ、26年10月までに3隻目となる同級の駆逐艦を建造する方針だ。4月には同型の新型駆逐艦から超音速巡航ミサイルや戦略巡航ミサイル、対艦戦術誘導兵器などの発射実験を実施した。

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