国軍と民主派武装勢力の戦闘が続くミャンマー北西部ザガイン管区で6日夜、仏教の伝統行事の会場を国軍が空爆し、民主派勢力によると、少なくとも24人が死亡し、40人以上が負傷した。犠牲者には子供も含まれているという。
国軍と対立する民主派「国民統一政府」(NUG)報道官の声明などによると、国軍は6日夜、モーター付きのパラグライダーに取り付けた2発の爆弾を投下。空爆されたのは民主派の支配地域で、満月を祝い、ろうそくなどをともす仏教の伝統行事に約100人が集まっていたという。
行事には民主派の関係者も参加し、国軍への抵抗の意味も込めて開かれていたとの情報もある。独立系メディアのイラワジは地元住民の話として、死者数は32人に上り、5人が抵抗勢力のメンバーだった以外は一般市民だったと伝えた。
国軍は各地で空爆を続けており、独立系メディアのミャンマー・ナウによると、今月2~7日には北東部シャン州で複数の町が空爆され、市民8人が死亡したという。
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