アメリカ・ニューヨーク州のジェームズ司法長官が9日、住宅ローン詐欺の罪で起訴されました。ジェームズ司法長官は、トランプ大統領による「政治的報復」だと反発しています。

バージニア州の連邦大陪審は、ニューヨーク州のジェームズ司法長官が2020年にバージニア州で「自身の住宅」として購入した家を「賃貸目的」で貸し出し、住宅ローンを有利なレートで組んだ詐欺などの罪で起訴しました。

立件したのはトランプ大統領の元側近で、検察官としての経験がないにも関わらず、急きょ9月22日に任命されたハリガン検察官で、ジェームズ司法長官は「あからさまな報復だ」と反発しています。

レティシア・ジェームズ司法長官:
これらの容疑は根拠がなく、大統領自身の声明で明らかなように、彼の唯一の目的は何が何でも政治的報復を行うことだ

ジェームズ氏は、かつてトランプ大統領の一族が経営する企業が資産価値を偽り、不正に利益を得ていたとする民事訴訟を起こし、トランプ氏側に勝訴していました。

トランプ氏は9月20日、自身のSNSにジェームズ司法長官やFBIのコミー元長官などが「死ぬほど有罪だ」と名指ししたばかりで、先月25日にはコミー元長官も偽証罪などの罪で同じ大陪審に起訴されていました。

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