朝鮮労働党創建80周年を迎えた北朝鮮の平壌で10日、大規模な軍事パレードが行われた。韓国メディアが一斉に報じた。公開された兵器の詳細などは現時点で伝えていない。中国の李強(リーチアン)首相やロシアのメドベージェフ前大統領らが参観したとみられ、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含めた最新兵器が公開された可能性もある。

 軍事パレードは金日成(キムイルソン)広場で実施されたという。韓国軍合同参謀本部はこの日に合わせて北朝鮮が数万人規模の軍事パレードの準備をしているとしていた。北朝鮮が大規模な軍事パレードをするのは2023年以来。

 今回のパレードにはロシア・中国との関係の強化、改善ぶりを誇示し、北朝鮮の非核化をめざして安全保障分野で協力する日米韓を牽制(けんせい)する意図がありそうだ。北朝鮮は9月、ICBM「火星20」に搭載予定とされる固体燃料エンジンの燃焼実験などを公開しており、パレードで火星20を含めた最新兵器が公開されたかどうかが注目される。

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