ニューヨーク証券取引所

【NQNニューヨーク=森川サリー】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落して始まり、午前9時35分現在は前日比81ドル25セント安の4万6843ドル49セントで推移している。前日に最高値を更新した後で、主力株の一部に利益確定の売りが出ている。ハイテク株の一角が下げ、相場の重荷になっている面もある。

ダウ平均は前日に最高値を更新し、初の4万7000ドル台が視野に入りつつある。短期的な過熱感が意識されやすい。構成銘柄では、アップルやアマゾン・ドット・コム、セールスフォースなどが下落している。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、ネットフリックスが一時9%ほど下落した。21日夕に発表した2025年7〜9月期決算では、1株利益が市場予想を下回った。25年12月期通期の売上高営業利益率の見通しを引き下げたことも嫌気され、売りが先行している。

半導体のテキサス・インスツルメンツ(TI)は9.8%安となる場面があった。21日発表の25年7〜9月期決算と併せて発表した25年10〜12月期見通しでは、売上高と1株利益が市場予想に届かず、売りが膨らんでいる。半導体関連の一部にも売りが波及している。

そのほかのダウ平均の構成銘柄では、ベライゾン・コミュニケーションズやユナイテッドヘルス・グループが安い。一方、マイクロソフトやシェブロン、スリーエムが上昇している。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は一進一退で始まった。

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