トランプ米大統領は24日、来週に予定されている韓国訪問中に北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記と会談する可能性について、「彼が望むなら、私は前向きだ」と発言した。直接対話への意欲を改めて示した。
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トランプ氏はこの日、アジア外遊の最初の訪問地、マレーシアに向かう機内で記者団に答えた。トランプ氏は「彼(金氏)は私が(韓国に)来ることを知っている」とした上で、自身は会談に「100%前向きだ」と述べた。
金氏は会談の前提として、米側が非核化を求めないことを条件としている、などと伝えられている。
米ホワイトハウスが23日に発表したトランプ氏の外遊日程には、米朝首脳会談の予定はない。米政府高官も24日、「今回の日程には含まれていない」と述べている。ただ、韓国の閣僚からは会談が行われる可能性に言及する発言も出ており、観測がくすぶっている。
トランプ氏はマレーシアと日本を訪問した後の29日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれる韓国を2日間の日程で訪れる予定だ。
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