
【サンパウロ=共同】ブラジル南東部リオデジャネイロで28日、警察が犯罪組織に対する大規模な掃討作戦を実施した。銃撃戦となり、少なくとも60人が死亡した。リオでは警察と犯罪組織の衝突が頻発しているが、地元メディアは「過去最悪の死者数」と伝えた。
現場はガレオン国際空港近くにあるリオ北部のスラム。州政府は「史上最大の作戦」として2500人以上の警察官を投入し、リオを拠点に麻薬を密売する「コマンド・ベルメリョ」に対する取り締まりを実施し、幹部ら80人以上を拘束した。
しかし組織側が爆発物を搭載したドローンなどを使い反撃し、銃撃戦に発展した。組織メンバーはバスやトラックを強奪し、バリケードとして路上に放置。各地でバスが運休となり、現場周辺では学校の授業が中止になるなど市民生活にも混乱が広がった。
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