中国外務省は、高市首相が韓国でAPEC=アジア太平洋経済協力会議に参加した際、台湾の代表と会談したことについて「日本側に強く抗議した」と明らかにしました。

高市首相は1日、韓国でAPECに台湾の代表として参加した林信義総統府顧問と会談しました。

高市首相は林氏と握手する写真とともにXに投稿し、「日台の実務協力が深まることを期待します」とコメントしました。

台湾メディアは、高市首相が林氏に対し「台湾による国際機関への有意義な参加を支持する」と述べたと伝えています。

高市首相の投稿を受け、中国外務省は「ソーシャルメディアで大きく取り上げた行為は、台湾独立勢力に誤ったメッセージを出すもので、極めて悪質だ」と批判し、「日本側に強く抗議した」と明らかにしました。

また、台湾問題は「中国の内政であり超えてはならないレッドラインだ」と強調しました。

10月31日に行われた日中首脳会談で習近平国家主席は、台湾問題をめぐり日中間で定めた規定を守るよう高市首相に求めたばかりで、中国側がさらに強く反発する可能性があります。

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