
【テヘラン=共同】イランのペゼシュキアン大統領は2日、イスラエルと米国に6月に攻撃された核施設を再建する方針を表明した。国営テレビが報じた。具体的な着手時期には触れなかったが、イランの核開発阻止を掲げる米イスラエルとの間で緊張が高まる可能性がある。
ペゼシュキアン氏は「敵は(イランの)核施設を破壊したところで核問題を決着させることはできない」と述べ、イランが既に核開発の知見を獲得していると強調した。大統領府によると別の会合で、核兵器保有の考えはないと改めて語った。
トランプ米政権は、イラン中部の主要なウラン濃縮施設を「完全に破壊した」と主張。イラン側も甚大な被害を受けたとしている。
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